Mind our future 解説と
ネタバレなど
M3 2006春にてbutagami recordsのスペースにお越しくださった皆様、ありがとうございます!
全くの初参加で得体の知れないbutagami recordsのCDを買った頂き、本当に感謝致しますm(__)m
ここで唐突に今回の新作、「Mind our future」について解説したいと思います。
一
応ここに全曲クロスフェードデモを置いと
きます。
アルバムタイトルの意味・コンセプト―――
「将来を気にしろ」っていうそのままの意味なんです。なんのひねりも隠しネタもありません。
未来に起こりうる問題や現在進行し続けているあらゆる問題等を想像しながら音にしました。
音つくりに関しては今回はエレクトロミュージックという枠組みでいろいろなことをやろうと思いました。
トランスもサイケとユーロ系のものを両方作ったり、ビッグビート系・ブレークビーツ系、そして
自分としては一番得意なダウンテンポ系のトラックといったジャンルにとらわれない自由なアプローチをしました。
まぁもともとジャンルわけなんてあんまり気にしないタイプの人間ですがw
そんな感じで各曲の解説もしたいと思います。
1.close to the edge
「世の中傾きかけてんじゃねーの?」って感じの意味合いです。
焦燥感を大事にしました。sytrusってシンセでトランス系に使えそうないい感じのリード音ができて
それで遊んでいるうちに完成した曲です。
2.サイバーテロ
天才ハッカーが大きなポータルサイトをぶっ壊しているようなイメージで作ってました。
序盤はハッカーがサイトの下調べなどハッキングに取り掛かってる場面を音にしました。
後半の女性の叫び声を境にサイトがハッキングされ、わけのわからない文字列を目の前にして
混乱しているポータルサイトの管理会社やユーザーの様子を音にしています。
そしてその後、3:07あたりからはやっと収束して平穏なもとの状態に戻り安心しているところです。
しかし、またハッカーが忍び寄ってきた……てな感じで終わります。
3.The Earth on Fire
アルバムの中で歌詞のある2曲のうちの1曲です。
地球があらゆる人間の所業によって汚れ、取り返しのつかない状態になっている事をテーマにしてます。
アルバムのコンセプトに一番近い曲かもしれませんねぇ。
曲作りはサビの部分のギターのフレーズが浮かんで、そこから広げていきました。
4.saturation
saturationとはここでは[飽和]を意味します。「人間多すぎてもう困っちゃう」ってな意味で付けました。
実は1年ほど前にこの曲の原型はできたのですが、展開が物足りずにずっと封印してました。
それにチューブラーベルやシタールのフレーズを追加するなど今回作り直してみてこのCDに収録しました。
5.undercontrol
-Extended Mix-
一年半ほど前に作った曲です。当時かなり熱を入れて作っていつか機会に発表しようと温めてました。
今回のアルバムコンセプトにピッタリだったので収録しました。
undercontrolとはここでは[制御下]という意味です。
ユビキタス社会の到来でこの先ますます厳重な個人情報の管理が必要となります。
それなのにこのままで大丈夫か?てなイメージで作りました。
6.2011年7月24日 -tip mix-
今年の頭に作った曲をチップチューン風(ここ重要w)にアレンジしました。
ダフトパンクに触発され、シンセのロボットボイスを歌にしたいと思って作りました。
2011年7月24日は言わずもがなテレビのアナログ放送終了日です。
それまでにテレビを買い換えましょう〜
7.server down
インターネット中心の現代社会ではサーバーがダウンされてはお手上げです。
動画ファイルとかでかいファイルも平気でやり取りされる時代でのサーバーの役割は超重要です。
技術の進歩がユーザーのニーズにいつ追い抜かれるかが心配です。
ムーアの法則は2010年ごろに限界に達するとも言われていますしねぇ。
まぁ、そんな感じのサイケデリックトランスです。(どんな感じやねん)
8.NSP
NSPってなんぞや??と言われそうですが、半造語です。てか勝手に略称を作りました。
NSPとは「North-South Problem」(南北問題)の頭文字から取りました。
ギターはなかなかこだわって打ち込みました。民族サンプル満載の曲です。
9.ESCAPE FROM FREEDOM
2年前くらいに作った曲。曲名はエーリッヒ・フロムという社会心理学者の本からつけました。
ESCAEP FROM FREEDOMとは、人は自由な状況に投げ出されると何をしていいかわからなくなり、
孤独を恐れ、依存心が生まれて権力のあるものや多数派を妄信するようになるというものです。
自由がききすぎるからこそ注意しなければならないことがあるってことでこの曲を作りました。
全く作り直さずに再レンダリング、再マスタリングをして収録しました。
10.ruin
最後に自分のオハコのダウンテンポな曲を持って来ようと思い、2日程度で一気に作った曲です。
自分はいつもダラダラ2週間くらいかけて曲を作る人間なのでこういうパターンは珍しいです。
近い未来、化石燃料が枯渇する頃、人々は残り少ないエネルギーを得るために
これまでにない規模の戦争を起こし、廃墟だらけになった世界をイメージして作りました。
鍵盤を上手に弾けないのでいつもはマウスでポチポチ打ち込んでますが、
この曲では珍しく鍵盤でリアルタイムで打ち込む方法を多用しました。
このアルバムの中の楽曲では最短でできたのに一番の出来だと自負しております。
アルバムのトリを飾るのに相応しいようにハデめのストリングスで終わらせました。